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- 尿石症の症状には、頻尿、痛がる様子、血尿などが含まれます。
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尿石症の原因としては、体質と食事や水分不足が大きく影響します。
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尿石症の診断は、尿検査や画像検査を用いて行います。
- 治療法には、食事療法、薬物療法、重症の場合は手術が必要です。
- 定期的な健康チェックが、尿石症の予防に役立ちます。

尿石症の主な症状
尿石症は早期発見がカギです!
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Point 01
頻尿・排尿時の痛み犬が頻繁にトイレに行く様子や、排尿時に痛みを感じている様子が見られることがあります。特に鳴き声を上げたり、足を引きずったりする場合、尿石症の疑いがあります。 -
Point 02
血尿や濃い尿尿に血が混じっていたり、色が濃くなっている場合、尿石が原因で炎症を起こしている可能性があります。健康な尿の色は淡い琥珀色であるため、異常を感じたら早めに受診しましょう。 -
Point 03
嘔吐・食欲不振尿石症による痛みや不快感から、食欲が落ちたり、嘔吐をすることもあります。元気がない様子が見られる場合、大きな病気のサインかもしれませんので、すぐに獣医師に相談してみてください。
犬に尿石症を引き起こす主な原因は、多岐にわたります。まず、食事の内容が特に重要です。犬が摂取するフードに含まれるミネラルや栄養素のバランスが偏っていたり、ミネラル代謝が低い体質であると、尿中の結晶が形成されやすくなります。例えば、マグネシウムやカルシウムが過剰に含まれていると、尿石ができるリスクが高まります。また、栄養の偏った食事が続くと、尿のpHが変化し、尿石ができやすい環境を整えてしまうこともあります。
次に、犬の水分摂取も大きな要素です。水分をあまり摂取しない場合、尿が濃縮され、尿石が形成される原因となります。特に結晶が出やすい冬場など、水をあまり飲まなくなることが多いので注意が必要です。定期的に水を与える工夫や、ウェットフードを取り入れることが予防につながります。また、トイレの回数が少ないと同様に尿が濃縮されるため尿石の原因となります。いつでもトイレに行ける環境を整えてあげましょう。
さらに、生活環境や運動量、ストレスなども影響を及ぼします。過度のストレスや運動不足は、消化器系や泌尿器系に悪影響を及ぼし、尿石の原因となることがあります。特に、肥満や運動不足の状態にある犬は、尿石症を発症しやすくなるため、日頃から適度な運動を心がけることが大切です。
また、特定の犬種も尿石症にかかりやすい傾向があります。たとえば、ミニチュア・シュナウザーやダルメシアンなど、特定の遺伝的要因を持つ犬種は尿石症が発症しやすいと言われています。こうした犬種を飼っている場合、特に注意が必要です。また、他の病気(門脈シャントなど)によって尿結石が出来てしまうこともあります。
尿石症の予防には、食事や水分、運動、ストレス管理が重要です。飼い主様は愛犬の健康を守るため、定期的に健康チェックを行い、異常を早期に発見することが大切です。尿石症は早期に発見し、適切な対策を取ることで、治療も容易になりますので、愛犬の様子に常に目を向けておくことをおすすめします。

次に、尿検査が行われます。尿を採取し、尿中に結晶や細菌の有無を調べることで、尿石症のリスクや程度を評価します。この検査によって、尿のpHや比重、検出された結晶の種類を特定することができ、尿石症の原因を突き止める手助けとなります。
さらに、必要に応じて画像診断も行われます。超音波やX線検査を通じて、膀胱や尿道内に存在する結石の大きさや場所を把握します。これにより、尿石症の具体的な状態を詳しく分析でき、最適な治療方針を決定するのに役立ちます。
また、専門的な検査を通じて、尿石の成分分析を行うこともあります。これにより、どのタイプの尿石が犬の体内に存在するかを知ることができるため、今後の食事療法や治療計画にとって非常に役立ちます。
犬の尿石症を早期に発見し、正確に診断することで、適切な治療策略を立てることができます。特に、犬が尿石症に悩まされている場合は、早期の診断と治療が愛犬の健康を守るために不可欠です。しっかりとした尿石症の評価を行い、愛犬の健康な日々を取り戻すために、ぜひ私たちにご相談ください。
私たちあまの動物病院では、愛犬の健康を第一に考え、充実した診断手段を提供しています。尿石症の疑いがある際は、遠慮なくお越しください。
尿石症の治療法
犬の尿石症の治療法は、症状の重篤度や尿石のタイプに応じて選択されます。尿石症は、犬の尿路に形成される結石で、これが尿の流れを妨げると、さまざまな健康問題を引き起こす可能性があります。そのため、早期の対応が重要です。
まず、軽度の症状を示している犬には、食事療法が行われることが一般的です。この治療法では、結石の種類によって療養食が処方され、結石を融解、排出を促したり、尿中の成分を調整したりします。食事療法には、侵襲が少なく、1〜2週間で効果が期待できるメリットがあります。しかし、すべての尿石症に対して効果があるわけではなく、症状が改善されない場合や再発の可能性がある場合には、サプリメントの併用や別の治療法が必要になります。
また、尿石症によって尿道に結石が詰まっている場合、早急に解除する必要があります。特に排尿姿勢をとっているにも関わらず尿が出ない場合は完全に詰まっていることがあります。長時間閉塞状態が続くと腎臓に負担がかかり、急性腎不全となり命に関わることがあります。そのため、場合によっては尿道閉塞解除後、入院での治療が必要となります。
重度の尿石症に対しては、外科手術が考慮されることが多いです。手術により、直接尿道や膀胱から結石を取り除くことが可能です。このアプローチの利点は、結石を完全に除去できるため、再発のリスクを低減できる点です。ただし、外科手術には麻酔が必要となるため、手術に伴うリスクや術後の回復に関する注意が必要です。手術後は、適切なアフターケアが不可欠であり、定期的なフォローアップを通じて健康状態を確認していくことが望ましいです。
このように、犬の尿石症には、食事療法、入院治療、手術といった多様な治療法がありますが、最も適切な治療方法は個々の犬の状況に依存します。早期発見と適切な治療が、愛犬の健康を守る鍵となりますので、飼い主様は普段から愛犬の様子に気を配り、少しでも異変を感じた際には速やかに動物病院を訪れることが大切です。

次に、食事の選択肢も大切です。犬の食事には、尿石症を予防するために特別に配慮されたフードが存在します。これらのフードは、尿のpHやミネラルバランスに配慮されているため、尿石が形成されにくい環境を作りますので、獣医師に相談して最適な食事プランを決定することをおすすめします。特に、自宅で手作りの食事を与える場合も、栄養バランスを考え、犬に合った成分を選ぶことが重要です。
さらに、定期的な運動と体重管理も見逃してはいけません。肥満は尿石症のリスクを高める要因であり、適度な運動が肥満を防ぐ第一歩となります。散歩や遊びを通じて、犬のストレスを解消しながら、健康を維持してあげることが大切です。また、定期的な健康診断を受けることで、早期に異常を発見し、適切な対策を講じることが可能になります。
最後に、尿石症の兆候には敏感になり、日常的に犬の排尿状態や行動を観察することを忘れずに大切にしたいですね。排尿時に鳴く、頻繁にトイレに行く、血尿が見られるなどの異常があれば、即座に受診することが肝心です。早期発見が早期治療に繋がり、愛犬の健康を守るための大切な一歩となります。
これらのポイントを日常生活に取り入れていくことで、愛犬の健康を守り、尿石症のリスクを減少させることができるでしょう。愛犬と一緒に楽しい日常を過ごすために、しっかりとした予防策を講じていきましょう。
犬の尿石症について悩まれている飼い主様へ、私たちあまの動物病院では、愛犬の健康を第一に考え、幅広いサポートを提供しています。尿石症は、犬にとって非常に辛い症状を引き起こす病気ですが、早期発見と適切な治療によって、愛犬の健康を取り戻すことが可能です。
尿石症に関して何か気になる症状や不安がございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。当院では、経験豊富な獣医師が適切な診断を行い、犬の状態に合わせた治療法を提案いたします。また、診療後も、犬の健康を維持するためのアドバイスをしっかりとお伝えし、飼い主様と愛犬が安心して過ごせるようサポートを続けます。
もしも、愛犬に尿石症の疑いがある場合や、日常的な健康管理についてお悩みがある際には、ぜひ当院にお気軽にお電話やLINEでお問い合わせいただければと思います。事前に予約をいただくとスムーズにご対応できますので、ぜひご利用ください。犬と飼い主様が共に幸せに生活できるために、あまの動物病院がしっかりお手伝いいたします。
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